2017年8月22日火曜日

森下幹人は甥っ子と一緒にアニメ映画を見に行きました

森下幹人には姉がいますが、姉から用事があるので甥っ子を預かってほしいとお願いされました。ちょうど会社が休みの日だったこともあり気軽に請け負いましたが、小学校4年生の子供のパワーを侮っていました。宿題を持参してきたので、机に座っている間は大人しかったのですが、宿題が終わると部屋の中を走り回るので困ってしまいました。

下の部屋に住む住人にも子供が走り回る音は迷惑だと感じたので、昼食を食べるために出かけることにしました。ファーストフードで食事をした後、何をしようかと迷っていたら、甥っ子からアニメ映画を見たいと頼まれました。姉は普段からテレビや漫画は勉強に差し支えがあるという考え方らしく、家でもアニメを見る機会はないということです。

しかし甥っ子は友達がアニメを見ているのを羨ましそうに話すので、これはアニメ映画を見させてあげたいと自然に感じました。そこで森下幹人はショッピングモール内にある映画館に甥っ子を連れていくことにしましたが、アニメ映画であれば子供ばかりではないかと少し心配になりました。実際に館内に入ると、子供に付き添いで来ていた大人だけでなく、本当にアニメを見たくて訪れる大人も多いことがわかり少し驚きました。

しかし映画の上映が始まったら、甥っ子以上に森下幹人のほうがストーリーに入り込んでしまい、途中で涙が出たこともありました。終わった後は、日本のアニメが世界で評価される理由がわかったように感じました。

2017年8月14日月曜日

森下幹人が恐怖しながらも魅入られた映画「怪談」を語る

突然ですが森下幹人はホラー映画が苦手です。
パニックホラーならまだ大丈夫ですが幽霊や得体の知れない化け物が出てくるホラーは直視できません。そんな森下幹人でも直視できたホラー映画が「怪談」です。もっとも直視したせいで最後は絶叫してしまいましたが。

絶叫した理由について触れる前にまずは作品について簡単にまとめておきます。
1965年に公開された「怪談」の原作は小泉八雲さんの作品である「怪談」から抜粋された話を映像化したものです。いわゆるオムニバス形式の作品で、10年という構想時間と9ヶ月の撮影期間がかけられました。そのうえ約3億円という製作費がかかりましたが配給収入は2億2500万円だったために赤字という結果になった事で有名な作品です。しかし第18回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞の受賞をしたりローマ国際映画祭では監督賞を得ています。

そんな「怪談」の話は4つ、「黒髪」と「雪女」と「耳無芳一の話」と「茶碗の中」です。
このうち2つである「雪女」と「耳無芳一の話」は広く知られていますが「知っているから」と言って甘く見てはいけません。芳一が壇ノ浦の合戦を琵琶で語るシーンではその音に合わせて合戦のシーンが展開されており、それは和船10隻を浮かばせて限りなく当時の戦いを再現しています。それに加えて演出は素晴らしく、芳一の耳が千切れた後にやって来た来客たちは生者か死者なのか見分けがつきませんでした。そして森下幹人が絶叫した「茶碗の中」は一言で言えば訳が分からない怪談でした。それでも着物は全て美しく、俳優さんたちの振る舞いも洗練されていてつい魅入られてしまいました。

2017年8月6日日曜日

森下幹人が映画が大好きだと思う瞬間

森下幹人が映画が大好きだと思う瞬間は実のところたくさんあります。
森下幹人の趣味の1つである映画館での鑑賞や頻繁にレンタルするDVDの量など様々ですが一番「大好きなんだな」と思う瞬間は作品を知らない人に教える時です。
あれは友人たちの飲み会での出来事でした。

どんなきっかけで繰り広げられた話かは忘れましたがある悪友の寝相の悪さについて酔っ払いながら盛り上がった時です。その悪友は寒い時期になると湯たんぽを入れるタイプですが寝ぼけて他人を布団に引きずり込む癖を持っています。なので起こす時は毛布かぬいぐるみを持ってそれらが引きずり込まれたのを見届けてから起こすというシチュエーションが自分たちの中での常識ですが、それについて思わず「いつも思うけどザ・グリードのミミズみたいな感じだよな」と言ってしまいました。

とっさに「しまった」と思いましたが、周囲の反応はきょとんとしていたので安堵しながらも「ザ・グリード」について教える事になりました。その時不謹慎ながら胸がワクワクした気持ちを感じて「映画が好きだな」と思えたのです。自分の好きなものをたくさんの人に共有してもらえるのは幸せだと感じており、なおかつその人がその作品を好きになってもらえたなら最高です。

ちなみに「ザ・グリード」は水中の怪物に襲われた豪華客船を舞台に繰り広げられるパニックホラー系のアクション映画ですが、物語では水中の怪物は古代から生き残った大きなミミズだと仮定されていました。また怪物の人間の襲う方法は胴体をくねらせて巻き付いたり口で丸呑みして体液を絞ったり等です。さらに余談ですが酒の席でこの事を教えたら話はますます盛り上がりました。

2017年8月1日火曜日

森下幹人の忘れられない映画「激突!」

どうも、こんにちは。森下幹人です。
今回は「忘れられない映画」をテーマにし、スティーヴン・スピルバーグ監督が制作の指揮をした作品「激突!」について徒然なるままに語っていくつもりです。しかしこの作品のストーリーは2017年に起こった痛ましい事故を連想させるので苦手な方は注意してください。

「激突!」は元々アメリカの小説家であるリチャード・マシスンさんの短編小説を原作に映像化されました。
のちに「ジュラシックパーク」や「スターウォーズ」など有名な作品の監督であるスティーヴン・スピルバーグさんが制作に関わった「激突!」は1973年に第1回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリにて受賞しています。日本でも1973年に公開されてました。

そんな「激突!」のストーリーは簡単、主人公がトレーラーに追いかけまわされるだけです。
「え、それだけ」とは思ってはいけません。シンプルながらも深みのある演出が「激突!」がたくさんあります。そもそも物語は主人公のマンがハイウェイを運転中に大型トレーラーを追い越した事から始まりますが、直後走行が遅かったトレーラーが執念深く主人公の車を追いかけていく様は一見の価値ありです。例えば主人公が助けを呼ぶために電話ボックスに駆け込みますが、とたんにトレーラーは狙いを定めるようにゆっくりと電話ボックスに進んでいきます。また主人公がトレーラーの運転手を見極めようと飲食店で目を光らせる姿は緊迫した心理戦です。

実は見たのは1回きりですが、だからこそ忘れられません。
ホラーに負けない恐怖と緊張感がつきまとう作品として挙げられます。

以上、森下幹人の忘れられない映画でした。