2018年3月29日木曜日

森下幹人は映画の原作もチェックする

映画好きというのは映像作品が好きなだけでなく、その元となる作品も好きな人は少なくありません。
森下幹人もその一人で、面白いと思った作品があれば原作もできる限りチェックするようにしています。
全てが全てチェックをすることができませんし、映画のほうが有名になりすぎてしまった古い作品などは原作を探すのが大変なので見ることができないこともありますが、比較的入手が容易なものであればできるだけ見ています。

そこで感じることは大抵の場合には、話の面白さで言えば原作のほうが上だということです。
小説か漫画であることが多いわけでこちらは映画のように時間の制約がありませんから、いくらでも詰めたい要素を詰めることができます。
もちろん、バランスが重要ですから話を崩壊させない程度に要素を詰め込んでいくことになるわけですが、それでも作者の書きたいことは思う存分に入れることができるものです。

それに対して映画というのは、時間が決められていますから、その中で原作を表現しなければならないとなれば、どうしても内容が薄くなってしまうことは否めません。
その代わり文字や絵で動きのないものを映像で見ることができるというのは非常に面白いものがあり、紙の上では表現できない様子を見ることができるのは、他にはない面白さではないかと森下幹人は感じています。
原作あってこそではありますが、やはりどちらにも良さがあるわけで、原作も映画も別の方向性で面白いものです。

2018年3月23日金曜日

森下幹人は嫌いな映画がなかったりする

森下幹人は好きな映画はあるのですが、嫌いな映画はなかったりします。
どれもどこかにいい部分はありますし、製作者は何を考えてどのように思わせたくて作ったのかを考えると、色々な楽しみ化ができるものです。
もちろん、退屈だと思うものもあればつまらないと感じるものもありますが、だからといってこれは嫌いだと感じるものはありません。
思想的に相容れないと感じるものはあっても、それはそれで一つの考え方ですから、広い視野を持つという意味では自分の気に入るものだけ見るべきではないと考えているのでありだと思っていますし、むしろ積極的にそのようなものを森下幹人は見ることもあります。

映画好きであれば商業主義に走りすぎたものは嫌う傾向にあったりもしますが、それもまた森下幹人としてはビジネスとして成り立たなければ、この業界自体がなくなってしまいますから悪いものだとは思っていません。
商業主義に走りすぎた結果として、原作や作品自体を汚すものはどうかと思わないこともありませんが、商業主義だからクオリティが低いというわけではなく、観客を呼び込むためには必然的に最低限のクオリティも重要となりますから、なんだかんだでこのようなものはよくできていたりします。
上手く客を引きつける作りになっていたりするので、感心する部分もあるので嫌いになることはできません。
合う合わないはもちろんありますが、嫌いになる映画というのは今まであたったことはないです。

2018年3月14日水曜日

森下幹人が名作映画を見て思うことは

映画好きでなく一般人が見て名作と呼ばれるような作品は、森下幹人のような映画好きは好まないと思っている人もいるかも知れませんが、自分は決してそのようなことはありません。
確かに大衆受けするような作品を嫌う人もいますが、森下幹人は多くの人が名作と支持している作品はそれだけよくできていると思っていますから、支持されるのも決して不思議ではないと考えています。

まず、多くの人から名作とされる作品は基本的な作りがしっかりとしていて、綺麗にまとまっているので見やすいものが多いです。
無駄に長く話が続くわけでもなければ、尻切れトンボになってしまうわけでもなく、限られた時間の中でしっかりと話をまとめて見終わったあとに心地よい余韻を残してくれます。

ストーリーも意外性がありつつも基本的には王道を行くものとなっていて、目新しさがなくてもそれを面白く見せるために工夫が凝らされているのが良いです。
下手に含みをもたせたような内容にすると結局何を伝えたかったのだろうかとなってしまう作品は多いものですから、王道となる作品は基本わかりやすくしっかりしているものです。

このように万人が支持するようなよくできた作りになっているわけですから、大衆受けするような作品を批判するのはお門違いであり、映画の基本として捉えるのも良いのではないかなと思います。
王道的な作品があるからこそ、映画通が好むような作品が生まれるので名作の価値は高いと感じています。

2018年3月5日月曜日

森下幹人が最近見て震えた伊丹十三の映画

伊丹十三の映画はいろいろ見ているのですが、ミンボーの女は見たことがありませんでした。
作品があるのを知らなかったわけではないのですが、見ようと思ったら置いていなかったりして見る機会がなかったのです。
先日、今度は何を見ようか近所のレンタルDVD屋をみていると、ミンボーの女が置いてあったので見てみたところ、伊丹十三の映画らしくコミカルな感じでありながらリアルな内容に震えました。

脚色をしている部分はあるのでしょうが、警察が介入できない範囲で脅してくるヤクザのやり方はとても恐ろしいものがあり、現実的にこのような被害にあっている場所もあるのではないかと思うと、改めてこの作品の凄さと伊丹十三の凄さを実感することになったのです。

この映画を上映したことで、伊丹監督が暴力団に襲撃されたという話もありますから、それが事実とすればミンボーの女の内容は間違っていなかったということであり、このようなやり口があることを森下幹人ははじめて知りました。
怖いと感じさせる一方で最終的にはしっかりと暴力団を撃退する内容になっていますから、それを考えると見終わった後の爽快感はある作品だと森下幹人は思います。

ストーリーもしっかりとしていて面白いのですが、それだけでなく俳優の演技も非常に優れていて、迫真の演技が見ていて引き込まれます。
映画としての基本部分が良くできているのが、伊丹映画の大きな特徴であり、安心して楽しむことができるのが嬉しいところです。