2017年12月14日木曜日

森下幹人が思う話題の映画について

映画好きなら話題作はとりあえず見てみようと思ったりするわけですが、話題先行で急造されたものというのは作りが甘かったりして不満をいだいてしまうことがあります。

原作があるものにありがちで、小説や漫画が流行ったから映画化しようとしたものの中には、とにかくブームのうちに作って稼がなければという感じで作ったのかわかりませんが、雑だなと感じてしまう作品は少なくありません。
基本的に森下幹人は作品のいい部分を探してみるほうなのですが、話題作に関してはビジネスを重視しすぎているところが感じられてしまうことがあって、少し残念に思います。

ブームに乗って作品を作ることは決して悪くないことですし、興行である以上は稼ぎにならなければ意味がないわけですから、どんどん話題になるものは作っていくべきでしょう。
しかし、だからといってクオリティを落としてもいいということにはならず、雑なものを作ってしまえば原作にも傷をつけることになってしまいますし、映画という話題性の大きなものだけにブームの終焉を迎えてしまうことにもなりかねませんから、納得できるものを作って欲しいと感じています。

仕方のない部分はあると思いますが、話題性のあるものは原作の良さを引き出す素晴らしい作品に仕上げてもらいたいものです。
それだけに、原作へのリスペクトが感じられて完成度が高い作品を見ることができた時には、映画好きの森下幹人はこれ程無い喜びを感じられます。