2016年6月16日木曜日

森下幹人は日本の映画も面白いと思う

映画好きの人の中には邦画は全然駄目だという人もいるのですが、森下幹人は決してそのようなことはなく邦画の中にも面白いものはいくらでもあるように思います。
確かに邦画の中には日本の映画作りは駄目だと言われるようなひどいものがあるのも事実ですが、中には相当面白いものもあって邦画は駄目だと見ないのは勿体無いですね。

最近見て面白いと思った邦画だと、少し古い作品ですがマルサの女があります。
伊丹作品はどれもかなり個性的で面白いのですが、マルサの女は税務署員という普段あまり馴染みがない職業をスポットに当てているのでそこに新鮮さがあります。
普通の映画だと正義と悪がはっきりしていて悪が嫌われる立ち位置にあるのでしょうが、マルサの女に関しては悪役であっても非常に魅力的であり、税務署の重箱の隅をつつくように税金を奪っていく姿を見ると悪役に肩入れしたくなる部分もあって両方の視点で感情移入ができるので面白いです。
ただ、社会に対する問題提起をするような作品ですから内容が合わない人には合わないので、だれにでも楽しめるというものではないのが残念ですね。
また、これを海外に輸出をして受けるかと言ったら微妙なところですからその点は邦画は弱いということになってしまうのかもしれませんが、しっかりとしたストーリーの土台がある作品を見たいというのであればマルサの女なんかはとても面白いのではないかと森下幹人は思うので見ていただきたいところです。

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