2016年6月2日木曜日

森下幹人お勧めの映画「容疑者Xの献身」

森下幹人のおすすめ映画、今回は2008年10月公開の邦画「容疑者Xの献身」です。

物語の主人公、帝都大学理工学部物理学科で准教授をつとめる物理学者、湯川学(変人ガリレオ)を福山雅治が演じています。難解な事件の協力を求めるのが、熱血新人刑事の内海薫。柴咲コウが演じ、性格の全く違う二人のコミカルなやり取りがあるのもこのシリーズの面白さです。

・あらすじ
ある日大田区のスポーツ広場で死体が発見されます。
被害者は全裸で指紋は全て焼かれ、顔も鈍器のようなもので潰されいます。
身元判明まで時間がかかると思われていましたが、捜査開始間もなく身元が判明します。
その被害者の男は富樫慎二、無職の39才。
家賃が払えず簡易旅館などを点々とし最後に宿泊した旅館の鍵が行方不明だった為、
盗難届けが出されていたことからに身元判明に至りました。
そして乗り捨ててあった自転車のハンドルの指紋と旅館に残されていた指紋や毛髪のDNAなどから断定されます。
容疑者候補として、元妻の松雪泰子演じる花岡靖子が捜査線上にあがります。
しかし花岡には完璧なアリバイが存在がありました。
花岡の家を内海が訪ねた時に、隣人の堤真一演じる石神に話を聞きます。
石神がポストから出した郵便物の中に帝都大学のものがあり、
内海は石神の話を湯川にすることから物語が始まります。
湯川は知っている限りでは天才と呼べるのは石神だけだというのである。
湯川は石垣に会いにいきますが数学にしか興味を示さなかった石神のある変化に気付きます。

献身という全ての意味が最後の最後でわかります。堤真一の演技力がもの凄いです。
そして天才ならではの作り込まれたアリバイ工作。自分の犠牲にしてでも守りたいもの。自分を救ってくれた人への恩返しとも思える深い愛情と湯川と石神の友情が交錯します。
この映画は邦画で一番というくらい深く考えさせられた映画でした。
どの世代にも見て欲しい森下幹人のおすすめ映画です。

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