2017年5月17日水曜日

森下幹人が最近の映画に思うことは

映画というのは長い歴史で大きく進歩を遂げてきたわけですが、森下幹人が思うに最近の作品は昔と比較をして面白くなった部分もあれば、逆につまらなくなってしまった部分もあると感じます。
良くなった点としてはCGや特撮技術が進化したことによって、昔では決して考えることができなかった映像を作り出すことができるようになったということで、悪くなった部分は技術に頼りすぎて工夫が無くなってしまったように感じるところです。

昔ではできなかったことを今の技術で可能にするのは今の時代ならではですから、素直にこれは素晴らしいと思うのですが、技術に頼りすぎて手抜き気味になっている作品を見ると面白みにかけてしまうなと思います。
映画はお金がかかるものですから、楽をできる部分は楽をするべきでしょうが、あまりになんでも技術に頼りすぎるのは独創性を失わせてしまうのではないでしょうか。

昔の作品はアナログな方法でもアイデアひとつでこのような面白い作品ができるのかと唸らされるようなものがありましたから、現代の作品にもそのような工夫と驚きがほしいところです。
危険を伴うものやお金がかかるものは現代の技術でカバーをするのは良いのですが、そうでない部分は技術に頼りすぎないでほしいですね。
技術はあくまでも映画を面白くするためのアクセントと使って、本質的な部分で楽しませてくれるような作品を森下幹人は望みます。
それでも昔は決して見ることができなかった、映像を見られるだけでも今の時代の方が幸せなのだろうとは理解しています。