2017年1月17日火曜日

森下幹人はシュールなのものなどのアート映画も好き

映画のおもしろさには色々なものが考えられますが、ストーリーが何よりも大事だという人は、けっこう多いのではないでしょうか。確かに森下幹人も、よく練られたストーリーの作品を見るのは大好きですし、時には予想を超えて二転三転するストーリー展開にグッと引き込まれてしまうことはめずらしくありません。最後にきっちりとしたオチが提示されるような、良くできたストーリーの作品を見た後の満足感はとても大きなものがあります。

とは言え、例えストーリーは破たんしていると言えるレベルであったり、さらにストーリーらしいストーリーがないような映画の中にも、森下幹人が心を掴まれる作品はたくさんあります。例えば映像感覚がシュールなものであったり、その監督ならではの独特の映像表現が見られたり、映像と音楽の
相乗効果で胃世界的な感覚に包まれたりするようなアート映画も大好きなのです。

映画というものは娯楽であることは当然なのですが、映像で色々なものを表現できる、芸術の側面があるのも確かでしょう。その芸術の側面を追求していく中で、ストーリーではなくそれ以外の部分に力を入れることを選んだ作品は、多くの人が好んで見る大ヒット作にはなりにくいものではあります。しかし多くのファンの心を掴んで、カルト的な人気を長い間保ち続ける作品は少なくありません。またアート作品には、例えばアメリカやヨーロッパ、アジアの国々、そしてもちろん日本など、その制作国の独特の雰囲気が色濃く表れるという魅力もあると思います。