2017年7月19日水曜日

森下幹人は横溝正史原作の古い映画を見ています

森下幹人の父親が無類の映画好きで、テレビで放送された作品を必ず録画しています。現在ではハードディスクやDVDに録画することが主流になっていますが、20年ほど前はビデオテープに録画することが一般的でした。

先日、父親から貴重な作品を録画したビデオテープを、DVDに移行したいと相談されました。森下幹人はやり方を教えているうちに、ビデオテープの中に横溝正史という作家の作品を原作にした映画を見つけました。

現在でも色んな俳優が出演する人気シリーズですが、今でも第一線で活躍する石坂浩二さんが主演として出演していました。今でもダンディな俳優ですが、ビデオテープの中では20代の若者として出演していたので、驚きを感じました。昔と変わらず端正な顔立ちで、男前な人は歳を重ねても男前だと実感しました。

その映画は、田舎を舞台にして凄惨な事件が起こるストーリーの作品ですが、当時の人々の様子を忠実に再現していたので、とても面白いと感じました。現在では、古い時代を表現しようとしても、俳優や女優が今時の顔立ちをしているので、何となく再現しきれていないと感じることが何度もありました。

しかし古い作品では、表現している時代とそれほど年月の差異がないので、自然な感じがします。古い作品であっても、原作がしっかりしていて脚本が面白く、さらに演技者が上手であれば、時代に関係なく映画は愛されるのだと感じました。これからもDVDに移行しながら素晴らしい作品を見つけたいです。