2017年8月1日火曜日

森下幹人の忘れられない映画「激突!」

どうも、こんにちは。森下幹人です。
今回は「忘れられない映画」をテーマにし、スティーヴン・スピルバーグ監督が制作の指揮をした作品「激突!」について徒然なるままに語っていくつもりです。しかしこの作品のストーリーは2017年に起こった痛ましい事故を連想させるので苦手な方は注意してください。

「激突!」は元々アメリカの小説家であるリチャード・マシスンさんの短編小説を原作に映像化されました。
のちに「ジュラシックパーク」や「スターウォーズ」など有名な作品の監督であるスティーヴン・スピルバーグさんが制作に関わった「激突!」は1973年に第1回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリにて受賞しています。日本でも1973年に公開されてました。

そんな「激突!」のストーリーは簡単、主人公がトレーラーに追いかけまわされるだけです。
「え、それだけ」とは思ってはいけません。シンプルながらも深みのある演出が「激突!」がたくさんあります。そもそも物語は主人公のマンがハイウェイを運転中に大型トレーラーを追い越した事から始まりますが、直後走行が遅かったトレーラーが執念深く主人公の車を追いかけていく様は一見の価値ありです。例えば主人公が助けを呼ぶために電話ボックスに駆け込みますが、とたんにトレーラーは狙いを定めるようにゆっくりと電話ボックスに進んでいきます。また主人公がトレーラーの運転手を見極めようと飲食店で目を光らせる姿は緊迫した心理戦です。

実は見たのは1回きりですが、だからこそ忘れられません。
ホラーに負けない恐怖と緊張感がつきまとう作品として挙げられます。

以上、森下幹人の忘れられない映画でした。