2018年2月5日月曜日

森下幹人はホラー映画を楽しくみる

ホラー映画が苦手という人は多いものですが、森下幹人はホラーも結構好きで見ています。
しかし、一般の人が思い浮かべるのとは違ってスリルを味わうためではなく、コメディとしてみている部分もあります。
作品によりますから一概にすべてが同じとは言えないのですが、ホラー映画は結構笑いどころが多くてそれが楽しみで見ている部分は少なくありません。
特に昔の作品だと誰かが殺されるシーンなどは、はっきりと作りものだとわかるようになっていますから、グロさが少なくて逆にシュールさが引き立って、それが面白かったりします。
今で言う死亡フラグを確実に実行してくれたりするのも、お決まりでありながら安心感があって見ていられます。

ただ、森下幹人がひとつわからないのはこのような作品を作っている監督は、怖がらせることを目的にして作ったのか、あるいはシュールなコメディとして作ったのかわからないので、一体どっちなのだろうかという気持ちになることはあります。
初期は怖がらせることを目指していたのにシリーズ化するに連れてコメディ要素が強くなってくる作品も多く、ホラーとコメディは紙一重だったりするものです。
中には最初から笑わせにきているのかと思ってしまうファイナル・デスティネーションのような作品があり、内容としては人が死んでいて凄惨な話なわけですが、それがわかりきっていると死に様を楽しむ作品になっていたりして、監督はどちらを狙ったのかと気になってしまいます。